道重がうさちゃんピースをやりだしたのは今から１年半も前のこと
ライブ中、自分のダンスに精一杯で
ファンの声援に全く反応できない道重に対する声援は極めて少なく
道重はいつしか自分のファンの存在に不安を感じるようになっていた
そんな中、道重にはひそかにやり続けていることがあった、それがうさちゃんピース
公式写真やテレビジョンのフォトで道重は「うさちゃんピースです！みんなやってね」と
メッセージをファンに何度も何度も送り続けた
しかしそんな道重のひそかなマイブームに誰も気付いていなかった
それから半年もの間、道重はうさちゃんピースをやり続けたが
誰にも相手にされることなくただ月日は流れた

が、そんな状況を変えたのは狼住人達だった

狼にあるスレがあった
「重ちゃんは傷ついている」
スレの内容はうさＰを流行らそうと頑張るが誰にも気付かれてない
道重のうさＰ画像を過去画像から探すスレだった
そこの住人達がハワイツアースレで娘。達にお願いするポーズが
決まっていないと悩むヲタに「うさちゃんピースやってあげてくれない？」と頼んでみたのだ
何人かの現地組はこのお願いを聞き入れ集合写真で「うさちゃんピース」を娘。メンに要求した

この時のことを道重はこう語る
「今年一番嬉しかったことはハワイでファンの皆さんが
写真の時にうさちゃんピースって言ってくれたことです！
その言葉聞いたとき、さゆみほんとにほんとに嬉しくて
涙出そうになっちゃって、ちゃんと見ててくれてる人いたんだ！って
今までで一番嬉しかったです！！」

ＳＭＢでの道重の言葉だが思わず耳を真っ赤にしてしまうほど
興奮気味に当時のことを語る様子を見ると本当に嬉しかったらしい
ちなみにこの時のことは雑誌のインタやラジオでも何度も語っている
そして自分のことで精一杯だったライブでの道重が少しづつ変わり始めた

ライブでの道重は相変わらず自分のダンスで精一杯だが
昔とは一つ大きく違うことがある
ファン一人一人の言葉や顔を見分ける余裕が無いが
あのポーズだけは決して見逃さない
あのポーズを見つけた道重は今日も元気にあのポーズで返す
ひきつった笑顔でダンスに遅れながらも
ファンに何も応えることのできなかった道重がやっとファンと自分の間を
つなぐ架け橋を見つけた、自分を見ててくれる人がいることを教えてくれた
あのポースは道重とファンをつなぐ魔法の合言葉

この小さな物語にはうさちゃんピースを流行らせようと
面白がってノリで現場に持ち込んでくれたメロン記念日のヲタや
何度も一緒にうさちゃんピースをやってくれた亀井や田中
「最近はまってることあるんだよね？」とカメラの前で紹介してくれたり
自分の卒業式で「うさちゃんピースは？」と振ってくれた飯田さん
照れながらも何気に率先してうさちゃんピースをやりたがる藤本など
多くの協力者達の影の支えがあって、今日も続いている